新規メンバーの入会基準について.
シーズンオフも真っ只中といったところですが、このオフにこなすべき課題は、しっかりとこなしていきたいと思っています。
少し、口うるさい監督になっているかと思いますが、程度を見ながらコントロールするつもりですので気にしないでOKです。
今回は、今月でようやくやんちゃな正式メンバーの入会手続きが一段落しますので、長らく実質的閉鎖となっていた新規メンバーの入会について触れておきたいと思います。
その前に、まず、これまで体験参加から正式入会へのステップに辿りつけなかった人達に、この場を借りてお詫びをせねばならないですね。数多くの草サッカーチームから、せっかく我がチームを選んでくれた「誠意」に、しっかり応えられるような仕組みを早く構築しなければなりませんでした。代表として責任を感じています。
さて、今の我がチームは、インターネットで入会した人達がほとんどですから…おそらくインターネットで募集をするときの不安や期待などは多くの人が「経験」してくれていると思います。
では、その不安や期待は、どのように払拭され、どのように期待は実現されてきたのでしょうか…。
きっと、サッカーという共通のフレームの中で、まず一緒に蹴ってみたり…そこから生まれるパス交換などの共同作業を通じ、非言語コミュニケーションが生まれ、いつの間にか言語コミュニケーションが成立していったのではないでしょうか…。
最初の礼儀作法は重要ですが、人間という生き物は本来、千差万別ですので、それぞれ性格も表現方法も異なります。そういう異なる部分があって当然なのです。ですから、人間を全て異なる生き物として認め、お互いの個性を尊重し合えるように、サッカーというフレームを通じてうまく誘導し、本人もフィット感を感じることができれば、コミュニケーションを成立させることもできると私は思っています。
もう15年もの間、監督業を行っておりますが…この融合の仕方については、非常に神経を使いますね…。
人それぞれに人間関係の距離間や入会までのスピードが異なったり、接し方が異なったりするのも、長年培った経験から、決まった枠に人をはめず、個々の本質を引き出そうとしているからで…そこには、絶対的な法則や手法が存在しない訳です。
人間という感情の生き物をマネジメントするには、個性や自我を持つ人間の集団というカオス的なアプローチと仕組みやルールというフラクタクル的なアプローチが必要ですからね。個人を認める一方でうまく環境を作り、誘導してあげなければなりません。
ところが、最近は、おかげさまで人数も増えてきたり、試合も増えたりした影響で、体験参加のメンバーの方にしっかりと組織的なアプローチをしてあげることができませんでした。
ずっと気になっていたので、以前よりは体験参加の人に声を掛けるようにしてきましたが…
やはり…しっかり組織として機会を与えてあげなければ、融合まで持っていくことはできなかったですね…。
ですから、組織的なアプローチという仕組みを考える際は、本人の努力だけでなく、サッカーができる環境を確実かつ安定的に与え、そこで、本人や周囲がお互いの良いところを見つけて、チームの中で、どう実現していくのかを、一緒に考えてあげることができるような…忍耐強い仕組みを構築しておかなければなりません。
ましてや新しいメンバーにとっては、初めて朝の練習に参加することだけでも、非常に勇気のいることであり、不安でいっぱいなはずですから、本人がそこまで努力してくれているのに、既存メンバーが「自分で這い上がってこい!」という極めて無責任な態度をとってしまっては、うまく融合することはできませんし、最終的に遺恨を残す別れとなってしまうかも知れませんね…。
そこで、私のメッセージをよく聞いてくれている人は分かってくれているかもしれませんが、新しく来てくれた人に声を掛けるのは、「既存のメンバーの仕事」であり、不安を取り除いてあげて、積極的に仲間に引き込んであげることは「義務」であると言い続けている訳です。
要するに「経験」と「義務」のポジティブなスパイラルサイクルという仕組みを作ることによって…新しいメンバーが、このチームに受け入れてもらえたという「成功体験」が、次に体験参加中のメンバーにつながっていくという構造的で、オープンマインド的な「募集」と「融合」の概念を確立しておきたいということです。
ところが…
先ほど人間は千差万別…といったお話をしましたが、新しいメンバーに、我がチームとしてできる限りのキャパシティーの提供と組織的なアプローチを試みても、やっぱり人間は千差万別…「組織的なアプローチまでは望まない…」とか…「単純に毎週ボールが蹴れれば良い…」とか…逆に「組織に属したくてしょうがないけど、うまく融合するつもりもない…もしくは、できない…」などといった埋められない溝というのはできてしまうものです…。
ですから、入会条件に私の面接が入っているのは、そういう適性を鑑み、お互いにとってプラスとなるサッカー環境にできるかどうか、最終判断をするようにしてきた訳ですが…
この我がチームの「募集」と「融合」のシステムは、非常に幅広い年齢層や職業の人達にマッチできていると同時に、インターネットで募集して頂く人達側の人間性は、昔と比べて飛躍的にレベルが高くなっているため…結果として非常に多くの人にご参加頂くことになった反面…人数増加によってキャパシティーが限界に近付いてきています。
既存のメンバーからすると…新規の募集を止めればいいじゃないか…と思う人がいるかも知れませんが、私は、地域貢献的な立場では、公平な機会とは、本来、公に対して与えられるべきものであり、そこから先…つまり、与えられた機会を活かせるか、活かせないかという次のステップからは、本人の努力が絡んでくるものであると認識しています。
チームとしての土台を作った上で、幸くんの素晴らしいHPを見れば、我がチームはとても魅力的に見えるはずですし、社会的に人気が出ることは、とてもよい事なのです。そして、魅力的な組織に属することは決して悪いことではありませんし、チームが前進している証拠だと思います。
とは言うものの、現在のキャパシティーの問題か解決せぬままこの「募集」と「融合」のアプローチを繰り返すと昨年度と同様の展開が予想されます。
話が堂々巡りになってしまいますが、そこに新たな要素を加える必要がある時期に差しかかったというのが、今日の本題です。
そして、その新たな要素とは…「競争」だと考えています。
これは、技術的な「競争」という意味ではなく、なんちゃってサッカー選手として、新しく入団し…自分の位置を掴むためにもう少しメンバー間で「競争」する必要が出てきたということですね。
今は正式メンバーになっても、なかなかレギュラーポジションを掴める訳でもありませんし、出場機会も掴めるかどうかわかりません…。けれども、それはなんちゃってサッカー選手としてのスタートとして捉えれば、最初の試練といったら試練なのかも知れません。ですから、その試練を乗り越え、必ず訪れるであろうチャンスを掴みとれるかどうか…ここにかかっているのだと思います。
私は、技術面では判断しませんし、人間性さえあれば、絶対にチームとともの成長してくれるはずですから、今の体験参加のメンバーであれば、長い時間かけてお付き合いできると信じています。
かなり長くなりましたが、新規メンバーの入会基準について、以下の通りまとめておきます。
①朝練だけの参加希望は、NGです。
これでは、人間の生理的欲求のみに着眼した個人参加のフットサルと同じになってしまいます。我がチームは、場所を提供して営利を目的とするサッカーチームではなく、ボランティアで場所だけを提供するチームでもありません。チームとともに成長することが付加価値となるチームです。試合に出る出ないは別にして、チームに帯同できるかどうか…という部分が必須条件になってきます。チームの方向性を腹に落とすための時間はじっくりかけていますし、考える時間はたくさんあるはずですから…「試合は行けないけど…朝練だけ…」というニーズには、応えられないということをご理解ください。また、試合への参加の意思表示はしたけども、実際にはほとんど参加できなかったという状況があった場合には、来年度の更新はできませんのでご了承ください。
②会費の優遇はありません。
正直な話、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、チームのコンセプトとしては、すべてのメンバーを大人として向き合います。これは、話をすると長くなりますので、やめておきますが、高校や大学などの社会的なシステムに縛られないチーム運営を目指すためとご理解ください。
③「競争」の概念が加わります。
体験参加からじっくりとチームを見て頂き、参加をお決め頂いたとしても、お金を払ったから試合に出れるということはありません…。あくまでなんちゃってサッカー選手として起こりうるストレスや快感、成長などを経験できるチャンスを得た程度にお考えください。そして、繰り返しますが、私は技術で判断するつもりはありませんので、うまい下手であきらめることは絶対に必要ありませんのでご安心ください。
唯一、私からアドバイスできることと言えば、「必ずチャンスは来る!」ということです。チーム全体としては、現在、さまざまなストレスがかかり始めています。これをチャンスと捉え、努力すれば、必ずチャンスは来るはずです。市民リーグ継続の意図は、新たな新規メンバーの方のニーズに応えようという試みでもありますので、チームの新陳代謝も意識して、頑張ってチャレンジしてほしいと思います。
④現在、体験参加中のメンバーは3月末を判断の期限とします。
じっくり時間をかけると言っても、あまりにもかけ続ける訳にはいきませんので…申し訳ないのですが、現在体験参加中のメンバーについては、3月末を期限とさせて頂きます。上記のコンセプトをご理解頂いた上で、4月から正式メンバーになるか、ならないかをご検討頂き、馬場まで申し入れてください。
最終的には、私が、皆さんのライフワークバランスや、モチベーション、サッカー観等をお聞きして、判断させて頂きます。
以上で、新規メンバーの入会基準のご案内とその理由のご説明とさせていただきます。
過去のブログもよくお読み頂き、今だけでなく、長期的にサッカーとどこで、どう向き合うのか…よくお考え頂いた上で、お話できることを楽しみにしています。
それでは、よろしくお願いいたします。