戦術的負荷が与える影響は?.
みなさん、本日はお疲れ様でした。
実験的要素も絡んだ関係で、出場機会にバラつきが出てしまいましたが、ご了承ください。
それにしても、サッカーというスポーツは・・・。複雑怪奇なスポーツですね。
組織力が個人の技術云々を飲み込んでしまうこともあれば、その組織を打破するのも個人・・・。
さて、今日の試合を振り返るといくつか気付いた点がありましたので、書いておこうと思います。
まずは良い点・・・今回仮定したシナリオで証明できたことを・・・
①あえて引くという戦術的負荷がかかった状況で、より多くの得失点差を稼ぐことができたという証明。
②あえて普段通りのプレーをして、戦術的負荷をかけない状況では、得失点差が開かなかったという証明。
③あえて引いてカウンターを狙うという戦術的負荷が思わぬ副作用を発揮し、相手の攻め残り選手をいなすプレーが生まれ、予想以上に後ろで回せたという証明。
④あえてプレスの位置を下げ、相手選手のボールホルダーにフリーの状況を与えるという戦術的負荷が、マークのズレをなくし、クリアボールの精度UPとゴールキーパーの安定感UP、総じて守備面での集中力UPという連鎖的効果を生んだという証明。
そして、少し修正を感じた点は・・・
①FWの位置を下がり過ぎないようケアする必要性(FWが前にいないと玉が込められていない大砲と同じである。)
②カウンターの発射台をより前にするため、MF間で数本の連携を入れる必要性(発射準備を整えないと、的に当たる確率がグッと下がる。)
③発射できなかったカウンターの後におけるDFのビルドアップ、ボールポゼッションとリスクマネジメントの必要性(不発弾の処理は、慎重、確実に行わないと思わぬ大爆発を誘因する。)
④フリーな状況が生まれすぎた場合におけるプレス面での個人的裁量範囲を明確化する必要性(あまりにも硬直化、官僚化した組織は、判断の遅れと自由、創造性を侵害し、ストレスと組織崩壊を招く。)
といった感じでしょうか。
この中では④が一番難しいかな。チームとして統制されていないといけないけれども、あくまでプレーをするのは個人・・・。
今日は、プレス面で、「プレスにいくな」と言われているという強迫観念が個人の裁量を犯し、まさに中間管理職のような判断の遅れを感じました。結果、失点はしていないものの、窮屈感を与えてしまったかな。なので、少し整理する必要がありそうです。
プロの選手でもそうだと思いますが、人間という生き物が行うサッカーというスポーツは、攻撃面において、難しいプレー環境下で1つの選択肢をもう1人が共有するという形の方が、容易に素晴らしい連携を生むことが多々あります。我々のような草サッカーでのプレーは、大半がこういう状況下だと思います。
ところが、そこで、あえて相手選手ボールホルダーへの戦術的負荷を下げてみるとどうなるか。
相手選手は、易しいプレー環境下で、複数の選択肢を与えられることとなり、そこから最善の選択をしようとします。
要するに直感、反射的なプレーから、認知、判断、操作というクルマの運転のようなミスできない確実性の高い思考回路を経由してプレーすることとなるのです。
そして、その周囲はその複数の選択肢からその選手がどの選択肢を選ぶのか、予測する必要が生まれ、結果として、双方の思惑が複雑化することで、統計学的には、連携がマッチする確率はグッと下がることになります。
今日の修正点として言えることは、我がチームの今後のプレス戦略を検討する上で、このような考え方からプレスをする相手を分析し、優先順位をつけていくことも必要とされてくるということでしょう。
例えば、
「易しいプレー環境下で複数の選択肢があっても、迷いのないプレーをする選手がいたら、その環境を与えてはいけない。」
→いわゆる俺は必ずドリブルして抜いてやる!と決めてかかってくるような選手には、易しいプレー環境を与えてはいけないということ。
「易しいプレー環境下で、複数の選択肢から最善の選択をし、それを周囲に知らせ共有化してプレーしていく選手がいたら、周囲との共有化をさせてはいけない。」
→いわゆるゲームメーカータイプの、些細なパス交換を自分中心に繰り返すことでリズムを生みだしたり、イメージの共有化を図り、ゲームを支配してしまうような選手には、易しいプレー環境を与えてはいけないということ。(支配された環境下では、周囲は支配者の指示通り動いてしまい、複雑性がなくなる。)
難しく表現してしまいましたが、今日の反省点から言えることをまとめると
「危険な選手には、プレスを怠ることができない。かといって簡単にいなされても困る。よって、ある一定の領域から連動したプレスは必須、もしくは、神風特攻隊プレスの必要性が求められる。しかし、危険でないと判断できる選手に対しては、プレスよりも引いて守ることを優先することができる。」
となりますかね。
今日は、偶然にも1失点で勝利を掴むことができましたが、今後、相手チームがこのブログを見て、我々のこの戦術を研究してきた場合には、さらなる成熟が求められるでしょう。
そういう意味では、今日の練習試合は、我々にとっての収穫は大。
来週の試合に向けて、確認すべき点はすべてクリアしたと同時に、さらなる発展へ向けた課題も明確にすることができましたね。
ここまでくれば・・・今年の「CHALLENGE THE NEXT STAGE」というスローガンもクリアできたかな。
さぁて・・・来週はいよいよアリアケカップ最終戦。
しっかり集中して、我がチームの集大成を発揮できるよう努力していきましょう!

横浜の草サッカーチーム レッドデビルズ » Blog Archive » 練習試合.vsバース (大黒) プレスの確認とメジャーの反乱
月曜日, 31. 10月 2011 um 7:12 PM Uhr
[...] ことが出来ました。 1本20分前後を5本 毎回、監督からのお題目を頭にプレーする形でしたが、皆さん忘れずに対応できましたか? 監督のblogも更新しています。目を通しておいて下さい。 [...]